この本は、東京、神奈川、埼玉、千葉の人気学区などが書いてある本です。
感想:子どもの理想の教育環境って学区だけで選ぶの?
子どもの理想の教育環境って学区だけで選ぶのは乱暴と思いながら、妙に納得する部分もありました。
それは、ビックデータに基づいているからです。
著者は、子どもの中学受験を視野に入れて、学区の重要性を説き、子どものための引越しをしている人です。
実際に、友人でも学区の為に引越ししている人がちらほらいます。
学区情報などを簡単にデータで見れるので、小学校入学前の子どもがいて1都3県のマンションを検討しているなら必読の1冊です。
マンション購入の失敗が少なくなるのではないでしょうか。
しかし、私は、特に東京にも住んでいないし土地も購入して新築しています。
実際に土地を購入する時は、住んでいる人の意見や治安などを当時集めました。
でも、口コミしかなくて情報があまりありませんでした。
都内の情報じゃ意味がないんじゃないの?と思いますが、土地を購入する前に読んでおきたかった本です。
私も学区選びは慎重に選びました。
しかも、こういうデータがあるってうらやましい。
ぜひ全国にも広げてほしい。
地元の不動産屋さんでは話してくれないような事もまとまっているので情報を網羅する意味ではいいと思います。
この本は、都心に住んでいなくても土地を選ぶ時に参考になる情報もありました。
私は、学歴至上主義ではないですが、学歴があることで大人になった時のスタートラインが違うという話をよく夫婦でしています。
環境が子どもに与える影響はとても大きいので、住む環境を選べるのなら真剣に選ぶ必要があると思っています。
勉強面で言えば、周りのレベルが高いとそれにつられて自分も自然と高くなる。その逆もしかり・・・。
だから、レベルの高い学区は親の年収もいいというのは、言われなくても納得です。
学区は、子どもは選べません。親の選択が子どもの将来を変える可能性だってあるのです。
大学、病院、大企業があるような周辺はきっと平均世帯年収も高いのでしょう。
受験に関しても同じような考えで、同じような世帯年収で同じような暮らしをしている人が多いというのは、メリットです。
子どもも自然と上を目指そうという空気感ができます。
だけど、学区だけで住むエリアを決めるのは乱暴な気がします。だけど、それだけじゃない選ぶポイントも書かれています。
子どもと同時に親が幸せに暮らせる条件も、住むエリアを決める時には大事だと私は思いました。
たとえば、職場までの距離、環境、病院、子どもを預ける保育園の状況などもそうです。
利便性のいいところには、人が集まります。
だけど、利便性のいいところは、価格も高いケースが多いです。
その価格が高いというデメリットを乗り切る方法も教えてくれる本でした。