子どもが「やりたい!」とやる気をみせたことから、わが家の娘はタブレット学習の◆スマイルゼミ◆ を始めました。
春休みの間にやっている所を見たり、一緒に見たりして感じたことを書きます。
タブレット学習だけで完結するのか?
1カ月返金保証付きなので、続けるのか判断をしなくてはなりません。
本当に続くのかが不安でした。
また、タブレット学習の効率はどうなのか?が気になるところでした。
結論から言えば、娘が続けたいというので続ける事にしました。
正直タブレット学習だけでは完結しません。
おそらく、学校の多すぎる宿題と一緒にやって、ちょうどいいくらいになると思っています。
タブレット学習の注意事項
理解してないのに、先に進める
タブレット学習をやってみて、一番デメリットと感じたことは、
理解していなくても先に進んでしまうこと
復習は、すぐにできる仕様になっているので、ありがたいのですが、問題によっては、あやふやなまま次に進んでしまうことがあります。
みまもるトークでやってることに満足しそう
スマイルゼミは、親に勉強の進捗が「みまもるトーク」という家族だけのLINEのようなものに送られてくるので、だまされます。(笑)
”できたつもり”が増えるかもしれないと思いました。
やっぱり、漢字などは昔ながらの大量書きが必要なのかもしれません。
左利き設定がない
そして、左効きの娘はいちいちお手本の位置をずらす必要があるので、ちょっとやりにくそうです。
※ジャストシステムさん、左利き設定ができるように改良をお願いします。
また、多少のバグはあります。
答えが正解だったのに、×になってしまったり、文字認識がちゃんとされなかったり・・・
ここら辺も、今後に期待します。
英語はやらなくなりそう
あとは、英語などナレーションが単調でペースが遅いと感じること
それが、内容が理解できている時には尚更です。
単語一つ練習するにも
読み上げてお手本→間→自分が言う→間→お手本→間→自分の声
といちいち”間”が気になります。
テンポが悪く単調と感じました。
今の段階では、娘が知っているアルファベットや単語だったので、余計遅く感じるのでしょう。
そこで、疑問が。この英語の内容で単語が覚えられるのか?というものです。
スマイルゼミは、今日のミッションと1日の課題が決まっています。
今後、単語が覚えられていなくてもミッションクリアとなって終了になると予想できます。
ミッションをクリアすることが大事ではなくて、身に付けることが大事ということを子どもに伝える必要がでてきました。
さて、どうする?と頭を抱えます。
とりあえず、遊びじゃないからね♪ちゃんと覚えようね♪と伝えました。
ある程度、理解したのか親のチェックは必要そうです。
丸付けが無いだけでも良しとします。まとめると、
- 理解していなくても、先に進む
- ナレーションが単調
- 多少のバグがある
- 親の理解度のチェックは必要
タブレット学習のいいところ
やってみて本当に良いところもたくさんありました。
丸付けは、想像以上に早くてびっくりしました。
すぐに正解しているかわかります。
計算も何回もできるので、ドリルを買う必要がなくなりました。
また、汚く書くと書き直しと出ます。
ノートよりもサラサラ書けるし、文章問題などでは、汚くても字を認識してくれる問題もあります。
だから、ついつい殴り書きをするのですが、
上の写真のように、書き直しさせるものもあるので美文字目指して頑張ってもらいたいです。
そして、自ら毎日勉強していることが一番の驚きです。
春休みなのにです。休みなのに勉強するなんてと関心します。
春休み中に効率よく1年生の復習もできました。
旅行に行ってもおでかけモードで、きちんとミッションをクリアしました。そして、写真をパシャパシャ。デコって楽しそうです。
これなら、続くのかと思いました。
学習効率でいえば、疑問が残る部分もあります。
しばらく様子を見たいと思います。
スマイルゼミ導入後の変化としてもうひとつ大きいのは、DSをあまりやらなくなったことです。
夢中になってミッションをこなしているのでDSをやらなくなりました。
スマイルゼミは、頑張るとスターがもらえて勉強した分ゲームができるのです。(うちの場合は、ゲームはそこまで興味がないようです。)
ゲームは、マリオ(DS)の方が楽しいと言っています。
総合的にみても、くもんや塾に比べたら安いし、自分でスマイルゼミをやる習慣がつくのならいいのかもしれません。
- 丸付けが早くていい
- 計算が何回もできる
- 自発的に勉強(スマイルゼミ)をしている
- DSをやらなくなった
まだ始めて、1カ月弱なので今後どうなるか様子をみていきたいと思います。
新しい学力について考えた
わが家に新しい学習法(スマイルゼミ)を取り入れてなんだか、このまま続けてもいいかと漠然と考えていた時にに読んだ本が、岩波新書「新しい学力」斎藤孝著の本です。
新しい学習指導要領の目指す「新しい学力」へのシフトに疑問を呈することからはじまり、「真の学力」を身に付けされるにはどうしたらいいかということが書かれていました。
著者は、主は、「教師の方の指針に」と書いてありますが、ぜひ親の立場にある人にも読んで欲しいと書いてあります。
「新しい学力」が万能なわけではなく、「伝統的な学力」も必要ということを強く訴えています。説得力があります。
アクティブラーニングや問題解決型の学力が求められている時代で、何が大切なのかをきちんと考えるヒントをくれる本でした。
タブレット学習という新しい学習法に飛びついた私ですが、きちんと基礎を身に付けさせなければいけないと改めて思いました。
問題解決型の学力を身に付けさせるには、根底に基礎学力が必要だからです。
便利なものに頼るだけでもダメ。
子どもに興味を持たせる土台づくりができるのは、やっぱり家庭だと思っています。
学ぶ楽しさを知ってもらいたい。
一番近くにいる親だからこそしてあげられることを見つけて、実践していきたいと思います。
子どもへの愛と情熱をもって、手をかけることは、とっても大切なんだと思いました。
スマイルゼミをはじめたけれど、生活の中で一緒に学べることがたくさんあることを改めて感じました。